北九州弁講座その1
生まれてこれまで20数年、標準語だと思っていたら・・・・?全62語!!(’03.8.8現在)
※知っておかないと痛い目に遭う言葉はで書いてます。


北九州弁といって思いつくもの。1番最初に思いつくのが「〜っちゃ」じゃないかな。語尾につけて軽い強調を表します。<使用例>
「やっぱ、小倉が一番っちゃ!!
「〜だから」「〜なので」の意味。小倉では語尾に「ん」が付かず「〜やけ・〜け」が多いような気がする。活用する品詞(動詞・形容詞・形容動詞・助動詞など)には「〜けん・〜け」を活用しない品詞(名詞・副詞など)には「〜やけん・〜やけ」と前に「や」が付きます。
<使用例>「うち、今日サークルがあるけん(け)帰りが遅くなる。」
・〜やろ、〜やろう
「〜でしょう」という意味。語尾が下がると断定や伝聞・推定に、語尾が上がると疑問になる。
〈使用例〉A:「今日休講やろ?」B:「いや〜、あの教授の事やけん授業あるやろ。」

「膨れる」とか「ふてくされる」とかいう意味で使う。特に膨れてる相手に対してからかう時によく使うかな?
<使用例>
(嫌なことを言われて膨れている相手を見て)「なんはぶてちょーん!!
あまり綺麗な言葉ではありませんね・・・。

「寄りかかる」とか「もたれかかる」とかいう意味。<使用例>
「ねえ、疲れたけんあんたになんかかっていい?

「〜と」とか「〜って」。伝聞(人や書物から伝え聞き、参照する事)の意味で使います。
<使用例>
「お父さんがね、タバコ買って来いっち言いよった。」

「はぶてる」と似た意味なんだけど、こっちの方が怒りの程度が甚だしい。
「怒る」っていう意味で使う。
<使用例>
A「あんた、どうしたん。そんなにはらかいて・・・。」B「どうもこうもないっちゃ!!昨日デートすっぽかされてはらかいとうんよ!!
この言葉をガラの悪い人に言われたら要注意!!「殴る」、今風で言うと「ボコる」です!!
くらされるは一見受身のように思われるが、受身ではなく「(お前が)殴られる」の意で使われる事が多い!!気の短い兄ちゃんが切れるとよく発せられる言葉。女性はこの言葉を使うと下品に思われます。<使用例>
「きさん、いい加減せんとくらすぞっ!!

「くらす」と同義語のとっても怖い言葉・・・。しばかれるくらされる同様の意。

多分、知らない人は「何その言葉??」と思うかもしれない。これは名詞。
意味はね、小さい子供が大好き「肩車」のこと。
<使用例>
「お父さ〜ん。びびんこして〜。」
この言葉が方言と知った時、ショックでしたね。

この言葉は地域によっては「かるう」とも言います。
意味は背中に物を「背負う」という意味。
<使用例>
「ランドセルをからう(かるう)

常に自分の部屋や身の回りのことを綺麗にしなくてはいけませんね。
「はわく」は掃除をする時の言葉。「掃く」の意味です。
<使用例>
「Cちゃ〜ん、そこの廊下を後ではわいっとってくれん?

だいたいの中学校や高校で指定があるんじゃないでしょうか。紺とかエンジ色とか。横に白いラインとか入っていたりして。そうです。誰しも懐かしく思うんじゃないかな?「ジャージ」のことをここでは「ジャッチ」と言うんです。<使用例>
「Dちゃん、次の授業体育なんやけどジャッチ貸してくれんかねえ?」「ええ、さっきMちゃんに貸しちゃったんよ〜。」

「うるさい」「騒々しい」、また分かりづらい事を相手に言われた時に「わかりづらい」と伝えたい時に使います。「せわしい」が変化したんだと思います。<使用例>
@「外の工事の音がしゃあしくって昼寝もできん!!」AA:「ですから、当社では・・・・・・・。」  B:「あんたっちしゃあしい事言う人やねえ。うちの製品を買ってくださいっち言いたいんやろうもん。買わんよ。」


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