合同演奏会(大学番外編その1)

1年の夏、九州大学吹奏楽連盟主催の合同演奏会(以下、合演)に初参加しました。

この合演は、1部ポップスステージ、2部ステージマーチングショウ、3部シンフォニックステージという3部構成で、
各部ごとにメンバーを募り、1週間の強化合宿を経て1つのステージを作る、というものです。

1年の時の3部でする曲に、ずっと弾きたかった「白鳥の湖」がありました。
合演は毎年競争倍率が高く、スタッフさん(各部ごとに指揮を振る選抜された学指揮)の意向等でメンバーが決まります。
(スタッフと仲がいいと選ばれやすかったりとか・・。)
だから、1年生はほとんど選ばれません。
でも、「白鳥の湖」をやりたかったし、他大学の人と色々交流を持ちたかった。
いわやんは一か八か、応募用紙を送りましたところ、超ラッキー!!メンバーに選ばれました。

この合演で初めて弦バスが4人の大所帯(吹奏楽では)で演奏することに。
それまで井の中の蛙状態だった私は、他大学のレベルの高いプレイヤー達にかなりの刺激を受けました。
このとき知り合ったコントラバスの男の先輩2人は、連絡を現在でも取り合ってます。
すごく楽器が上手で面白くって、2人とも学生指揮者経験者で音楽の知識も豊富です。私の憧れ。
困った時は最初にその先輩に相談しますね、現在。

1週間の合宿で、人見知りをする私ですが他大学の人とかなり仲良くなりました。
この合演で味を占めた私。それから合演に4年連続3部に出ました。
どの年も楽しくて、感動しましたね。
合演で知り合った先輩・同僚・後輩は宝物です。4年間一緒に出た友人もいる。
今でも手紙とかやり取りしてるし、演奏会であったりもします。

4年の時超難関曲「華麗なる舞曲」をやリました。
速いパッセージのオンパレード。摩擦で左手の指をやけどしかけたりもしました。
この年は例年より4年生の数が多く、知り合いが多数参加していて練習も休憩時間も毎日が楽しかったね。
「指揮者だまし」率先してやったしー。
そしてコントラバスが5人と大所帯をまとめるパートリーダーになったということもあって、
まとめるのに苦労しましたが終了後は感動のあまり泣いちゃいました。

卒業して初めての年の夏、初めて見る側で合演に触れました。
懐かしかった。一昨年は私もあんなふうに必死になって難曲に取り組んでたんだな、て。
合演は、今になって思えば多少お金がかかるけども、大学でしかできない貴重な経験。
私は合演に4年間とも携わる事ができてとても幸せな人だと思いました。